ヘルニアはヤバいって話①
お久しぶりですどうも。
タイトル通りヘルニアがやばかったので、こりゃ記録に残しておかねば!と重ーい腰(冗談じゃなく本当に重いw)を一年近くぶりに上げました。さ、行ってみよ!
発端は2019年の10月の半ばを過ぎたある日の夜でありました。
夕飯を食べるために床に腰を下ろさんとしたその時。
おっ、お?
そう、激痛ではない。違和感。
これ、腰曲げちゃアカンやつ。たぶんなんかやばいやつ・・・
さほど痛くないけど本能がヤバいと言っている・・・
あ、ちょうど整骨院の予約あるからその時みてもらお。
そんな軽い感じでさて予約日。受付を済ませ診察用ベッドへ通される。
先生に「腰をやりました」と苦笑いで申告。常々体がボロボロですよと言われていたので、ほら見たことか!と言われるかなーと思っていたら、予想に反して優しかった笑
※基本どこもかしこもコリばかり。整骨院デビューは14歳頃。小学生の時には首を傾げればボキボいうので、同級生に首がどっかいきそうだからヤメテ!と言われた程度にはボロボロなのが日常←
問診といつもの治療をしても効果はさほどなく・・・
先生「これぎっくりです。軽いぎっくり」
私「あーやっぱり?そんな気がうすうすはしてたんですよ」
先生「コルセットしたことありますか?」
私「コルセット・・・宝塚の衣装を着た時にしましたけど・・・( ゚д゚)ハッ! あっこれ違いますね?」
先生「違いますwそっちのコルセットじゃない 笑」
私「すいません 笑笑」
ケタケタ笑いながらこんなバカなこというくらいには、余裕があったんですね~このときはね~
この日はコルセットをレンタルして、コルセットの効果を感じながら帰ったのでした。
続く
希望の灯り
久々の久々でよくわかりませんが更新です笑
今日はGWの真ん中かつ映画の日。
雨の中、二本の映画を見てきました。
まず一本。「希望の灯り」です。
東西ドイツ統一後の大型スーパーを舞台にしたお話。
携帯が出てくるけどスマホじゃないので今より大体10〜20年前くらいでしょうか。
パンフ買ったけどまだ見てない笑
ざっくりあらすじ始まり始まり〜
寡黙な青年クリスティアンがスーパーに入社し、仕事に戸惑いつつも気のいい同僚に囲まれ、恋にもおちるのですが、クリスティアン、同僚、恋のお相手には秘密があって…
というお話。
お話に派手さはなく、淡々と静かに優しく、けれど容赦なく話が展開します。
なので起伏の激しさではなく、こころに焦点を当てた物語と言えるのではないでしょうか。
見て感じたことをずらっと書いてみます。抽象的だから、何言ってんだ?となるかもしれませんけれど、コレを読んで本作に興味を持つ方がいらっしゃったら嬉しいな。
それではどうぞ!
とても静かなで無口なのにとても雄弁。
光、陰、しぐさ、そのほか全てが沢山のことを語っていた。
やさしさに浸って、少しずつ心がほぐれて、いつのまにか開かれていく。
だれもが人間で、美しい。
自分以外の誰かでないと縫えない傷を負うことがある。
だからひとはひとを求めるのかもしれない。
その傷が開くことも、あらたに負うこともある。
けれども灯りはどこかにある。
スーパーの灯り、街灯、車のランプ、アパートから洩れる灯り。
ひとの目に宿る灯り。
自分という存在が、大事な誰かの希望の灯りになれないこともある。それで傷つくこともある。
でもそれは真実だろうか。
最期のその時までそのひとを生かしたのは、自分という灯りだったかもしれない。
ひとの心はひとには決してわからない。
全てを明かすことなんてきっと誰にもできない。
嘘をつくこと、正直であること。
それは正解であり、不正解でもある。
そんな曖昧な世界に私たちは生きている。
ままならないことばかりのこの世界の中に生きる私たちは、もうきっと、生きているだけで充分なのだ。
前を向けなくても、俯いていても、震えながら世界に踏み出す私たちを、それでもいいのだと肯定してくれるような、そんな映画でした。
機会があれば、ぜひ。
黄泉の王は愛をささやく
いつぶりの更新かいなと思ってみたら、4カ月ぶりでした。
転職したり引っ越ししたりで最近ようやく落ち着いてきたかなというところです。
更新を楽しみにしてくださっている方がいらしたら、お待たせしてしまって申し訳ないです。
さて今回はメイデンシリーズ最終巻の感想をば!
れっつらごー!
はい。
本作は、前巻のラストで意味ありげに登場した(意味ないわけない)ダイモア公爵さんと、カイル公爵の友人、レディジョーダンことアイリスさんが主人公でございます。
冒頭からぶっ飛んだシーンに少々面喰いつつ、気丈なアイリスがいいよ!ひと狩り行こうぜ!(狩られる人がだれかはお楽しみ←)
話が進むにつれ見え隠れする公爵の秘密、というか過去がね。
これがもう酷いんですよ。
ロマ本ヒーロー屈指のトラウマです。そりゃPTSDになる、うん。
この想像、違ってくれ~!と思うんですけどね。
そんなどん底ヒーローが唯一求めた光がアイリスさん。
このシリーズのヒロインたちって逞しいんですよね。
たぶんロマ本って、白馬の王子を待つヒロインのイメージがまだ相当あるんじゃないかと思ってるんですけど、そういったものを吹き飛ばす力があると思います。
ヒストリカルはその名の通り古い時代が舞台ですが、中身は現代的なものも多いと思います。
というか、人間ってそう進化してないのかもっていうか。
文明が発展しても、昔も今もかわらない悲劇があって、それが悪い事だという認識が芽生え、表に出るようになったことは進化してると言えるのでしょうけれど。
ちょっと話がずれちゃった。
ホイト作品の見どころの一つといえばホットシーンですが、今回も十分かと思います。
アイリスさんがおせおせなもんで、ちょっと笑えるくらい汗
笑えない理由がそこにはあるんですが。
恒例のおとぎ話も健在で、こちらもいい話です。
石の王、いい男ですのでそちらも楽しんでほしいなあ。
シリーズが終わっちゃうのは寂しいですが、つぎのシリーズが始まるのを楽しみにするしかないですね。
またライムブックスさん頑張ってくださいー!
ではでは
かぐや姫の物語
こんばんは。
ずっと見たかった「かぐや姫の物語」が金曜ロードショーで放映されると聞いて楽しみにしてました!
事前に知ってたことは「顎がスゴイ帝が出てくる」ってことだけだったんですけど、まさかあんな物語だなんて思いませんでした。
高畑監督、亡くなってしまったこと、本当に残念です。
今回はネタバレ感想でいきたいと思います。
冒頭。
翁の顔にね、まず泣かされそうだったんです。
柔らかい線で、昔の古い紙に描かれたような絵がなんだか胸にぐっときました。
あー優しい話なんだなって途中まで思ってたら。
ところがどっこいですよ。
なんですか、あれ。
父親の愛が毒になる感じ。
翁の愛情は本物だと思うんです。嘘はない。でも。
「しあわせ」ってなんですか。
そんな、画一化されたものですか。
誰か決めたのかしれない「しあわせ」を贈られたって、嬉しくない。
息が苦しくなる。
姫も翁が大好きなんですよ。だから苦しいんですよ。
でも、あんな、自分を人とも思わない、自分のことをただの愛でるだけの美しいものとしてしか見ない公達ばっか連れてくるなんて、頓珍漢もいいとこ。
男性陣、捨丸兄ちゃん以外みんなポンコツ。
(兄ちゃんもグレーか?)
一瞬信じたのよ⁉上川さん!!←
でも当時はそれが当たり前で。
そして怖いのは今も”それ”が残ってるってこと。
1000年も昔に、賢い姫が”かわいげなくも”出した無理難題。
私には解らなくて、たんに月に帰らなくちゃいけないからだって思ってたんです。
でも、違ったのかもしれない。
”女”の抵抗だったのかもしれない。
そう見せてくれた高畑監督って素晴らしいなって。
もし誰とも知らない作者がその意味で姫に出させた無理難題だったんだとしたら、日本の女はどんだけの長い間をやりすごしてきたのか。
そしていつまで続けるのか。
はあ、でもほんと顎帝。おぞましいわあ…
現実にもいるよなあアレ。
あんな自信過剰でないにしても、男からその対象として見られることが名誉だって思ってる男性。
女性でもいるけど、これは実害ないんだよね。
抱き疲れた時の姫の顔と反応がリアルだなって思いました。
どれだけ叫んでも聞いてくれない感じとか。
単に放っておいてほしくて、好きなように野を駆け巡りたかった気持ちとか。
どれだけ膨らせても破裂しないあの憤りとか。
辛い。
自分が気付いてなかった気持ちに気付かせてくれたようなそんな気がして、見終わったら泣いてました。
本当に、亡くなってしまったことが悔やまれます。
君の名前で僕を呼んで
ほったらかしぶりがひどいブログですがお久しこんにちは。
昨日、お友達と映画を見に行ったので感想を!
はい。「君の名前で僕を呼んで」です。
1983年の北イタリアを舞台に、青年と少年の恋を丁寧に映したとても細やかな映画でした。
一番びっくりしたのは、少年エリオのおうちの教養の高さ。
(見るべきとこちがうかも)
イタリア語(これは当然だけど)と英語とフランス語を自在に使いこなしておりました…
ママンにいたってはドイツ語もできるようで。
すごー!
印象に残ったのは桃。
これ大事なアイテムです。
はずかしさと情けなさが詰まったアイテム。
あとエリオの線の細さ。
青年オリヴァ―役をアミハマが演じてるんですけど、二人の体の線が違い過ぎて、なんだかよりエリオの心もとなさが強調されたような。
今でもまだまだ偏見の強い同性愛ですが、30年以上前であればもっとひどかったんだろうな。
エリオの戸惑いと思春期の苛立ちがつぶさに感じられる描写でした。
自分の名前を自分で呼ぶって、なんだか素敵だけどどういうこと?って見る前は思ってたんですけど、見てみてわかった気がします。
自分の愛しい人が、自分の愛しい人の名前を優しく愛をこめて呼ぶ姿ってちょっと見てみたいかも。
あなたは私の大切な人だから、その人をあなた自身が大切にしてね。
そんな気持ちなのかなと。
いろいろすり減ることはたくさんあるけれど、すり減った分何かで補えたらいいなと思えた映画でした。
心なき王が愛を知るとき
イヤッフー!
待ってました!なメイデン通りシリーズ第10弾!
「心なき王が愛を知るとき」
の感想をば!
ま、ね。タイトルでなんとなくはわかるんだけど、ロマンス小説はそれでいいのです。
なんせハッピーエンドだってことが分ってるわけなので。
どれだけ読んでいる間に楽しめるかが重要なのです。
さて、簡単なあらすじいってみよ!
有能なハウスキーパーのブリジットは、ある目的のために何かと噂の多いモンゴメリー公爵の邸で働いている。
最初は公爵に対してよい感情のなかったブリジットだが、彼と過ごすうちにどんどん興味をひかれていき…
みたいな。
なんだろう。すごくつまんなさそうなあらすじになっちゃいました。
でも、言い過ぎるとネタバレするしなぁ。
ま、それはおいておこう。(オイ)
前作を読まれた方ならば想像するのが簡単だと思いますが、
モンゴメリー公爵ことバルはかなり厄介な人です。
でも、そうなるのにはやはり相応の、悲惨な生い立ちが絡んできます。
よく、心を壊しきらずに生き残ったねバルさん。
ふつう、これダメになります。
世間的にはダメな人として扱われてますし、それも仕方無いんですけど、バルさんには生きてる部分もあります。
一応、バルさんなりの倫理観があります。
人を利用しはしますけど、あまり自分から傷つけるような攻撃はしていないというか。
王なので、周りを駒として使うために手段は選びませんけれどギリギリで踏みとどまっているように私には思えました。
欲目かな?w
一方のブリジットさん。
彼女は苦労人ですが、やわらかでしなやかな心を持っているので、かなりたくましく生きてきました。
傷ついてもいますし、怒りを抱えてもいますけど、それでも人のために動くことのできるとても素敵なお嬢さんです。
そんな二人が出会ったら…?
答えは聞きません←
なんでしょうね。
人って何がきっかけで壊れるかわからないんですけど、何がきっかけで治るのかもわからないもので。
また何を望んでいるかも人によって違うわけで。
なんとなく、バルさんは「理解されることよりも赦されること」を望んでいたのかなと。
一方のブリジットさんは「自分を必要としてくれる誰か」が必要だったのかなと思ったり。
読み終えて、声を大にして言いたいのは、
「子供や動物、無垢なものを傷つける奴はみんな失せろ」
ということですかね。
人間なので過ちはあります。
でも決して犯してはいけない過ちもあるものです。
バルもブリジットも大人の勝手で翻弄された人で、胸が痛むシーンも多い今作ですが、可愛い子供とわんこが癒してくれます。
ホイト作品はテーマが重いのに不思議と引きずらない。
メアリ・バログやカーラ・ケリーは引きずるのですけどね。
なんでだろう。
さりげないユーモアがたくさん込められているのかな?
次の二人はあの人たちだと思うのだけど、どうなんだろう?
にやにやできる二人だと思うので楽しみだわぁ…
絶対に賢いであろう彼女は何歳なんだろう。
18,9くらいかな。
あー!次も楽しみ!
世界で一番美しい声
そう!
われわれロマ本ファンはこの作品を待っていたのだ…!
(勝手に代表してすみません←)
と、更新&引っ越しの挨拶をすっとばし、叫びたくなるこの読後感。
始めましての方もそうでない方もこんにちは!
ぼちカメはお引越しを致しました。
ずっと引っ越したいと思いつつ、なんやかんや忙しくしておりましたら最終更新がどんだけ前なんだよと自分つっこみしました。
今後はこちらで続けていきたいと思っていますので、改めて宜しくお願いいたします。
前のブログの記事は修正するかもしれませんw
はい。
では、本題の「世界一美しい声」のあらすじいってみよ!
愛犬を相棒にして逃げるように故郷を飛び出したブリー。
ペリオンという街でしばらくの間過ごすことを決めるのだが、そこでペリオンの住民たちに溶け込めないでいる一人の青年、アーチャーと出会う。
彼に興味を持ったブリーは知らず知らずのうちに彼に接近していくのだが…
これ以上いうとネタバレになるので言えませんが、ロマ本ファンの方にはこの作品を読んでいただきたい!
あーーー。ネタバレせずにどうやってこの作品の魅力を伝えればいいのでしょう。
魂の物語、とでもいえばいいのでしょうか。
互いが互いと出会い触れ合うことで、いままで起こりえなかった心の奇跡が起こる。
それは他の誰かでは決して起こりえなかったことで、絶対に彼と彼女でなければならなかった。
誰にも見せることのできなかった心の内を見せ合うことが出来たのは、きっとその心の扉を開ける鍵をブリーとアーチャーが持っていたから。
というよりも、もしかしたら二人が出会えたことで、今まで存在しなかった二人の心の鍵が出来上がったのかもしれません。
周囲の人や、何より自分を信じることの大切さとその為の勇気とか決断とか、
傷ついても自分を失わずにいなければならない理由とか、
まっすぐに気高く生き抜くことの難しさとその貴重さとか。
そういったものが、どぅん!と胸に流れ込んできて、汚れたものを浄化して、涙にして流してくれるようなそんな感覚があったのです。
ええ。泣きました。
不条理とかやるせなさとか失ったものとか。
正義とかあたたかさとか得たものとか。
そういった、いろんな自分の感情を物語に乗せながら、のめりこむように読みました。
なんでしょう。大げさかもしれませんが、「心が死んでも生きなきゃいけない」という力強いメッセージを受け取ったような気がします。
人によって違うでしょうけれど、私にとってはこれがロマンス。
これこそロマンス。
他の作品も翻訳してほしいので、売れますように!w