君の名前で僕を呼んで
ほったらかしぶりがひどいブログですがお久しこんにちは。
昨日、お友達と映画を見に行ったので感想を!
はい。「君の名前で僕を呼んで」です。
1983年の北イタリアを舞台に、青年と少年の恋を丁寧に映したとても細やかな映画でした。
一番びっくりしたのは、少年エリオのおうちの教養の高さ。
(見るべきとこちがうかも)
イタリア語(これは当然だけど)と英語とフランス語を自在に使いこなしておりました…
ママンにいたってはドイツ語もできるようで。
すごー!
印象に残ったのは桃。
これ大事なアイテムです。
はずかしさと情けなさが詰まったアイテム。
あとエリオの線の細さ。
青年オリヴァ―役をアミハマが演じてるんですけど、二人の体の線が違い過ぎて、なんだかよりエリオの心もとなさが強調されたような。
今でもまだまだ偏見の強い同性愛ですが、30年以上前であればもっとひどかったんだろうな。
エリオの戸惑いと思春期の苛立ちがつぶさに感じられる描写でした。
自分の名前を自分で呼ぶって、なんだか素敵だけどどういうこと?って見る前は思ってたんですけど、見てみてわかった気がします。
自分の愛しい人が、自分の愛しい人の名前を優しく愛をこめて呼ぶ姿ってちょっと見てみたいかも。
あなたは私の大切な人だから、その人をあなた自身が大切にしてね。
そんな気持ちなのかなと。
いろいろすり減ることはたくさんあるけれど、すり減った分何かで補えたらいいなと思えた映画でした。