黄泉の王は愛をささやく
いつぶりの更新かいなと思ってみたら、4カ月ぶりでした。
転職したり引っ越ししたりで最近ようやく落ち着いてきたかなというところです。
更新を楽しみにしてくださっている方がいらしたら、お待たせしてしまって申し訳ないです。
さて今回はメイデンシリーズ最終巻の感想をば!
れっつらごー!
はい。
本作は、前巻のラストで意味ありげに登場した(意味ないわけない)ダイモア公爵さんと、カイル公爵の友人、レディジョーダンことアイリスさんが主人公でございます。
冒頭からぶっ飛んだシーンに少々面喰いつつ、気丈なアイリスがいいよ!ひと狩り行こうぜ!(狩られる人がだれかはお楽しみ←)
話が進むにつれ見え隠れする公爵の秘密、というか過去がね。
これがもう酷いんですよ。
ロマ本ヒーロー屈指のトラウマです。そりゃPTSDになる、うん。
この想像、違ってくれ~!と思うんですけどね。
そんなどん底ヒーローが唯一求めた光がアイリスさん。
このシリーズのヒロインたちって逞しいんですよね。
たぶんロマ本って、白馬の王子を待つヒロインのイメージがまだ相当あるんじゃないかと思ってるんですけど、そういったものを吹き飛ばす力があると思います。
ヒストリカルはその名の通り古い時代が舞台ですが、中身は現代的なものも多いと思います。
というか、人間ってそう進化してないのかもっていうか。
文明が発展しても、昔も今もかわらない悲劇があって、それが悪い事だという認識が芽生え、表に出るようになったことは進化してると言えるのでしょうけれど。
ちょっと話がずれちゃった。
ホイト作品の見どころの一つといえばホットシーンですが、今回も十分かと思います。
アイリスさんがおせおせなもんで、ちょっと笑えるくらい汗
笑えない理由がそこにはあるんですが。
恒例のおとぎ話も健在で、こちらもいい話です。
石の王、いい男ですのでそちらも楽しんでほしいなあ。
シリーズが終わっちゃうのは寂しいですが、つぎのシリーズが始まるのを楽しみにするしかないですね。
またライムブックスさん頑張ってくださいー!
ではでは