もう強がりはいらない
こんにちは~
順番が前後しましたが、リサ・クレイパスのトラヴィスシリーズ第三弾、もう強がりはいらないの感想を!
ヒロインのエラは自立した、恋人もいるふつうの女性。
複雑な家庭環境に育ったために恋人にすら頼り切ることのできない日々を送っておりましたが、
なんとかそれなりに平穏に過ごしていたわけです。
しかし美貌の妹タラが、生まれたばかりの子供を置いて失踪した為さあ大変。
厄介な母に任せることもできないエラは、赤ん坊の父親捜しを始めますが・・・
というお話。
え~とですね。哀しかったですねとても。
毒母のせいで、エラたち姉妹はとんでもない苦労を強いられていて読んでいて辛かった。
大人にならざるを得なかった子供は、自分以外に頼る人間がいないせいで
孤独に陥りがちなのかもしれません。
握っていた手を急に離される恐怖を知っているから、簡単には手を繋げないのです。
でも本当は誰より求めているのです。
だって本当は、ひとりはさみしい。かなしい。
そこにね。現れてくれるんですよヒーローのジャックが。
最初からこれでもかと甘い攻撃を繰り出すもんで、エラさん避けるのに必死。
(でも躱させてくれないんだけどwそしてそこが格好いいんだけどw)
ここまで優しくされても包んでくれても、なかなかジャックの胸に飛び込めないあたりに
エラの傷の深さが伺えます。
エラが、ダメな母親だとわかりつつも捨てることができないあたりにも、
いまだ母の愛情を求めているのだということがひしひしと伝わってくるので、辛いです。
(゚д゚)ハッ
本題のロマンスの話まったくないじゃん!とここまで書いて気づく・・・
いやぁ、なんというか。
ロマンスのほうはジャックが完璧なんで言うことがないというか・・・
ジャックの心情も語られないので。
勝手にサブタイトルつけるなら、、「エラちゃんの氷の心がジャックさんの熱さで溶けるまで」
みたいな感じなんで、その熱さで夏の熱さを滅却できればいいなあなんて思ったり。
どっぷり甘やかされるエラちゃんを楽しむことができますので、ぜひご一読を。
いつも以上にまとまりない文章になっちゃった・・・(・_・;)