不本意な婚約は冬の朝に
チャンス姉妹シリーズ第二弾
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因みに第一弾はこちら
令嬢の秘密は秋の風に隠して (ラズベリーブックス) (2013/11/09) アン・グレイシー 商品詳細を見る |
第一弾よりこっちの第二弾のほうが好きです。
誰にも言えない秘密を抱えたヒロイン・ダマリスと、
傷ついたまま大人になってしまったヒーロー・フレディのお話です。
いつも悲惨な過去を背負わせる作者ですが、今作もヒロインにかなり重いものを背負わせています。
ですが、ヒロイン強い。世間では許されない行為でも、
自分のしたことに誇りを持ち、後悔することなく生きていこうとします。
それが凄いよな、と思うのです。
自分のしたことが他に選択肢がなくてどうしようもなかったとしても、
後悔って結構しちゃうもんだと思うんですが、ダマリスはちゃんとそれを受け入れて前に進みます。
もちろん、そのせいでたくさん悩んで苦しむのですが。
フレディも結構つらい過去を背負っていて、折り合いを自分の中でつけているつもりなのですが
実際はそこから逃げることが出来ていません。
ずっと囚われたままなのです。
諦めたつもりでも諦められていないことっていうのも結構あるよなーと思います。
求めることが辛いからさっさと見切りつけて先に進みたいのに、
ズルズルと一縷の望みを捨てきれない。
この状況が一番面倒。
お互い相手の秘密に首を突っ込みつつも、自分の問題には突っ込ませないので
もどかしい、と感じそうなものですが、不思議とまったく感じませんでした。
自分だけで解決できることって案外少ないような気がします。
やっぱり誰かの助けが必要で。
いろいろあって閉ざした心なので、自分では開けたくてもなかなか開けられないと思います。
そういう時、強引にでも開けてくれる人って必要なのかもなーと感じた作品でした。
話は逸れますが、
ブログを初めて一か月足らずですが、三日坊主の自分に続けられるとは思いませんでした。
それに、いつの間にかカウンターも100を超えていまして( ゚Д゚)
驚くと同時に感謝です。ありがとうございます。(ノД`)・゜・。
これからもぼちぼち感想を綴っていきたいと思いますので、
どうぞ宜しくお願いします(*´▽`*)