ハイランドの戦士に愛の微笑みを
年始にシャロン・ペイジ読んだのですけど、なんやかんやでもう書けるほど感想を覚えていないので(オイ)
モニカ・マッカーティ
ハイランドの戦士に愛の微笑みを (ベルベット文庫) (2014/10/17) モニカ・マッカーティ 商品詳細を見る |
えっとですね、ヒロインに厳しい目を向ける方はヒロインに怒り狂うかもしれませんww
時は14世紀。スコットランド独立を目指し、精鋭戦士団が結成されます。
この戦士団の団長を務めることになるヒーローが、ヒロインには・げ・し・く!振り回される物語でございます。
このヒロイン、貴族のお嬢様で、世間知らずというかドリーミーというか手が付けられませんww
飛んで火にいる夏の虫とはこのこと。
どんな罠にも、どんな落とし穴にも気づくことなく、ただただ猪突猛進。突っ込んでいきます。
反してヒーローは滅私奉公?とでも言えばいいのか、とにかく己の願いを他所に(というか願いを抱くことすらなく)ひたすらにクランのためを思って考え動きます。
ヒロインも決して悪い子ではないのです!
すこし思い込みが激しくて(わたしがうれしいことは彼もうれしいはず♪)、すこし向こう見ずで(彼のためだもの、言いつけだって破るわ!)、すこし押さえがきかない(だって彼の妻はわたしだもの!)だけなのです。笑
そんなヒロインなので、ヒーロー結構頑張ってヒロインを遠ざけようとするのですが、なにぶんヒーローはヒロインのことを可愛く思っているので、いわずもがな陥落致します。
読んでいる間中、ヒロインが投げた長縄を首にかけられ、馬に乗って疾走するヒロインに荒野を引っ張りまわされるヒーローが目に浮かびましたwww
でもたぶん、ヒーローのかったい、かっったい殻を破るには、これくらいガッツのある姫様でなければ割れなかったと思うので結果オーライ 笑
(ダチョウの卵並に硬いかと)
ヒーローがなぜそこまで硬い殻を持つのか、なぜ頑なに自分を殺してクランのために尽くすのか。
それは彼の過去に答えがあり、相当に悲惨です。
そりゃ無理もないよね、辛すぎるよね、と。
なのできっとヒーローには、ヒロインの横暴さ(笑)が必要不可欠だったと思います。
ロマンスのことしか語ってませんが、大真面目に訳の分からない訓練をする屈強な男たちや、
蠢く政治など、色々な面白さがありましたww
かる~く楽しくヒーローに同情し、なま温かくヒロインの成長を見つめながら読んでいたのでテンションおかしくなりかけましたww
シリーズものということで、これからも戦士団の団員たちの物語が語られていくようなので、そのへんも楽しみにしつつ(*´ω`*)
お次はクレスリー・コール!