ぼちぼちカメ日記

ロマンス本を中心とした読書ブログです。

ぼちカメ番外編 ~ 七転八倒珍道中☆ その7 ~

フランス滞在最終日!もとい帰国日☆

むっくりと起床。

エレベーター前日もまだ直ってなかったし、たぶんまだ直ってないんだろうな・・・

なんせフラ(ry

朝食も済ませ、さっさと用意して家を出る。ホストマザーに挨拶。

ホストマザー「まだ直ってないね」

私「うん」

ホストマザー「それじゃあね」

バタン(ドアが閉まる音)

そっ、そっけねぇぇぇ!8階よ!?HELP ME!!

そうも言ってられんので、えっちらおっちら20数キロのスーツケースを持ってらせん階段を降りる。

階段の幅もめちゃくちゃ細いので、まー思ってたより大変。

己の足を支えにし、意識が遠のくを感じるころようやく1階に到着。

(その後足はあざだらけに)

メトロだと階段ばかりで大変だと思ったので調べておいた市バス乗り場へ。

ん、んん!?

反対周りだと!?

系統はあってたものの逆方向のバス停についてしまったので、正しいバス停を探すことに。

歩く。歩く。

30分歩く。

1時間弱歩く・・・。

うん。おかしいよね!つかないわけないのにねっ!

ところで、パリの市バスはパリ中心地から円状に広がっており、ゾーンの境界を越えるごとに値段が変わります。

つまりゾーン内なら同一料金。

paris_map_M.jpg

いつのまにやらゾーンの境界を越え(そりゃそんなけ歩けば越えもするわ)ており、もはや「ここは誰わたしはどこ」状態に。

でも歩くしかないので歩く・・・

なんでそんなに悠長なのかって?

フフフ・・・私は私を知っているのです。

当然もしもの時のために手回しはしておりました・・・(自慢することではない)

空港行きの予約しておいたバスは、離陸の3時間前につく便で、しかも乗り遅れても次の便に乗せてくれるという優れもの!

(EASYBUSおすすめ!)

とはいえ忍び寄る不安。

第30マチビト(ダーツの旅っぽく)を発見したくらいでよっぽどタクシー呼んでもらおうかと思ったのですが、言葉の壁・・・

勇気が出ず。

こうなったらどうしようもない!もう時間もない!

なんとかたどり着いた(目的地とは全く違う)バス停から、半ばやけくそ状態でバスに乗り込み、最寄りのメトロの駅へ。

(最初からそうすりゃよかったのにね)

これでCDGへ行ける筈!!!

乗り換えを2度ほどし、目的駅に到着。

あともう少し。そう・・・そんなところで案の定、行く手を阻む階段!!

(階段ばっかだな)

8階まで降りたせいで、腕には全く力が入らない。顔が濡れて力が出ないアンパンといい勝負である。

それでもがんばろうとしていると、一人のムッシュウがっ!!!

「もって上がるの?」

と身振りで聞いてくれたのです!!

もうなりふり構っちゃいられない!

「メルシームッシュウ!メルシーボクー!」

そんな親切を受けること2回。

なんとか最終目地のEASYBUSの停留所に到着!

バスの運ちゃんに「ボンジュール」

運ちゃん 「?」

私 「え?」 (まあいいわ愛想なくても。ホイ、とチケット見せる)

チケットを渡すと、OKだったようでバス乗車成功☆

しかし時間になっても出発しない。

いいんだよ!遅れてくる奴なんかほっとけばいいんだよ・・・!

(遅れた張本人が言うな)

まあなんとか予定より15分ほど遅れてなんとか出発。

運ちゃん、運転中は上機嫌で英語で客とお喋り。

・・・

イギリス人!?

(EASYBUSはどうやらイギリスの会社)

日本人にゃ、アメリカンとヨーロピアンの違いすらわからんのに、ヨーロピアン内での違いなんか余計わからんよ・・・

往路と同じように、復路でも渋滞に巻き込まれ、だんだんと本気で焦りだす。

乗れんの!?飛行機乗れんの!?

しかし今回もまた女神は私に微笑み、離陸2時間前にCDG到着。

さあ、急げ!出国手続きだ・・・!

安堵し、バスから転がりでる私。

しかし、私はまだ知らなかった・・・

微笑んだのは、おちょくりの女神だったことを・・・!!!(おちょくる。通じますか・・・?)

(つづく)