パパが遺した物語
おひさしぶりです!
更新の度に言っていますね!w
さて今回は映画、「パパが遺した物語」の感想です。
主人公は、レミゼのクロウとサイフリッドです!
私の琴線に触れまくる作品で、正直見るのがとても辛かった。
なぜならお父さんの愛が素敵すぎたから。
あんな風にくるむように愛し、慈しんでくれる親ばかりだったなら、荒む子供もきっとぐっと少なくなるのになと思わずにいられませんでした。
ケイティ(サイフリッド)の生き辛さが画面いっぱいに滲みでていて、苦しくて、でも目が離せなかった。
どうして普通に生きていくことができないのか、どうして生きることは苦しいのか。
あまりに大切なものを失ったとき、再び歩むにはどうすればいいのか。
支えがなければ、立つことさえままならないのに。
そんな叫びが絶えす聞こえてくるようで、涙が止まらなかった。
そして、そんな父親をもったケイティが羨ましくもあり、複雑な心境に。
でも逆に言えば、そこまで大きな存在だったからこそ彼女は苦しむわけで。
どれほど大きくても恋しくても失ったものは決して帰ってこない。
それでも生きていかなければならない。
あいた穴をふさぐことは本当に難しくて、その穴にはまってしまったら抜け出せない。
どうしても抜け出せなくなってしまっていたその時、ケイティは出会うのです。
新たな自分の軸となりうる人と。
現実では、出逢うことすら難しくて、出逢えたからってハッピーエンドが絶対待っているわけじゃない。
でも。希望を持つくらいいいと思うのです。
夢見がちだと言われても、いつか出会えると信じたっていいはずなのです。
生きるために、ただ息をしているだけでなく、心が生きていくために、人は誰かを想い、求めるのかもしれません。
9割苦しくて、救いが1割。
そんな印象の映画でしたが、見れて良かったと思います。
興味を持たれたなら、見に行かれることをおすすめします。