遥かなる時のこだま〈ネタバレ〉
久しぶりの更新です~!年末って忙しいんですね・・・なんだかんだで年末に働くってことをしたことがなかったので(バイト以外)すこしパニックを起こしていました。
で、「こだま」読むのにとても時間がかかってしまいました。
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ええっと、まず残された謎。
ロジャー父の行方、クリスティーの動向、ファーガスの出自。
ずーっと、ファーガスを形容するときに、「貴族的な~」という言葉が使われていたので気にはなっていたのです。
どうなんですかそこのところ!
はやく教えてダイアナさん!
もうここにきてまた急展開だから気持ちが追い付かないんだよ~~~!
この作品、主要人物みんなが人を殺した経験があるので読んでてそこに想いがよくいくのですが、誰も殺したくて殺してるわけじゃないんですよね。
でも殺さざるを得ない状況に追い込まれて。
赦されることじゃないのはわかっていても、そういう状況だから赦してほしいと常に願う。
でもだれかが赦しを与えることが出来るものではなくて。
何かに縋りたかったり、そういう時に人は神の存在を必要とするのかなぁなんて思ったのです。
私は無神論というわけではなく、きっと神はいるのだろうとは思っているのですが存在を強く意識したことがなかったので、こういう気持ちになれたことが一つの贈り物のように感じました。
ジェイミーとリアリーの関係についてはやっぱり、リアリー哀れでした。
騎士道精神は気高いけれど、リアリーにとってそれは大きな、大きな傷となってしまったのだなあ。
悔しくて恥ずかしくて惨めで。
誰だって自分が必要とする人には自分を必要としてほしい。
だって不公平じゃないか!って。(不公平でないのは百も承知なのがまた悔しい。)想いの天秤が平行にならない。
それって侘しい。寂しい。誰かに必要とされることで見出すことのできる心の平和と安定と信頼がある筈。
それが愛を生み、育むんじゃないかって思うのです。
その想いの持っていき場がなかったから、ジェイミーとクレアにああいう要求をしたんですね。
やっぱりジェイミーはリアリーの手に負える人ではなかったわけです。
リアリーにも幸せが訪れるのなら、それは皆にとっての幸せで平和だと思います。
ジェニーに関しては、やっぱりこの人ずるいです。
自分の家族ばかり大事で、ほかの人の気持ちなんかどうでもいいんじゃないか!と思わせておきながら、実は違う。
本当に愛情深いから、爆発しちゃうんだな。
このへんをブリアナが引き継いだんじゃないかと。
そしてたとえ自分の家族だけが大事でもそれって珍しいことじゃない。
ジェイミーとクレアがやっぱり凄すぎる。
そのジェニーを愛し、そして愛されたイアン。
あなたはとても偉大な人でした。
かけがえのないとても大切な人でした。
それ以上に言える言葉ってないな、と思います。
そしてRJG。恰好いい。最高に恰好いい。
RJGシリーズも手に入れられたので、またおいおい彼の恰好よさを堪能したいです。
まだまだ語りたいけれど、表す言葉がまだ見つかりません。
また読み返したときにはもう少しうまく言えたらいいなと思います。
次は明日以降の更新ですが、カーラ・ケリーの作品の感想を。