妖精の丘にふたたび第二巻
今日はひたすら読書。心は新大陸。
もちろん”妖精の丘にふたたび”第二巻です。
妖精の丘にふたたび〈2〉―アウトランダー〈11〉 (ヴィレッジブックス) (2006/07) ダイアナ ガバルドン 商品詳細を見る |
読み終わった後の幸福感といったら!いろいろ振り乱して突っ走った甲斐があってよかった笑
なんて素晴らしいんでしょ!
ずっとずっとずぅっと!願っていたのですこの瞬間を!
ジェイミーの苦難が報われることがあるとするなら、この瞬間なくして他になかったでしょう。
何を言っても支離滅裂かもしれませんが・・・
ただ「読んでください!」と言います。
この巻で感じる幸福のためだけにでも”時の旅人クレア”を読んでほしい!
そうしたらきっと止められないので。
ジェイミー視点で進む部分を読むたびに、海の底で上をただ見上げるしかできないような諦め、淋しさ、受容を感じていたのですが、次巻からは違った気持ちで読めるようになるかもしれません。
この巻でも、強靭でしなやかに見えても、やはり深く深く傷ついていたことを改めて感じていたのです。
そ・れ・が!報われます!本当に報われるのです!しつこいですけど。
手に入らないものほど欲しくて、会えない人ほど会いたい気持ちは、彼らのように過酷な生活でなくても理解、いえ想像はできます。諦めていた願いがかなったとき、人は動けなくなってしまいますよね。
頭も体も動かないのです。
私も読んでいて麻痺していたかもw
ここから三行〈たぶん〉ネタバレ。
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それでも、二人が並んでそっくり同じ微笑みを浮かべている情景が自然と浮かびました。
クレアが見た二人はきっとこうであっただろうな、と。
心から湧き上がる幸福もきっと同じだったんじゃないかと思いたい。
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前も読書メーターの感想で書いたのですが、彼らは確かに生きているのです。
言葉の、文字の一つ一つが彼らに血と肉を与えているように感じます。
だから、ありがとうと言いたい。
誰に、というと難しいのですけれど、フレイザー家と出会わせてくれたことに感謝したい。
幸せです。
さて明日は月曜日なのであまり読めませんが、ロジャー・ボネットがどんな行動に出たのか楽しみにします。
読んでくださってありがとうございました。