7日間のご主人様
7日間のご主人様 12 シェイズ・オブ・ナイト (ハーレクイン・デジタル) (2013/03/28) ティファニー ライス 商品詳細を見る |
気になりつつ読んでいなかったティファニーライスさん。
もっとえげつない描写があるのかと少しドキドキしておりました。
が
色々慣れてきたようで大丈夫でした笑
というより、行為そのものよりも、そういった関係性を結ぶ意味というか
理由というかそういったことを読み終わって考えたのでした。
思ったのは、「囚われることで得る自由もあるのかも」ということ。
それぞれ場所に応じた自分というものを誰しももっていると思うのですが、
普段隠しているものを解放しなければ、その場所に応じた自分さえも消えてしまうんじゃないか。
とはいえ、その解放する場所もまた慎重に選ばないといけない。
その場所が、この作品においては「支配者と服従者という関係」なのではないかと。
その関係性においてのみ解放できる。
それはまた結局、その関係性に囚われていると言えるのじゃないかと。
二人の選択が正しいとか、ロマンスとしてどうなのかというより、
ただ他の選択肢は初めからエレノアにはきっとなかったのです。
「彼」との関係があったからこそ「ダニエル」との関係があったわけで。
そこから抜け出すことは、すべてを失うことに他ならないんだろうなぁ。
完全なる自由のなかに喜びがあるのか、とか、
自分の属する場所、誰かを大事にしたいという想いに囚われているから、
自分を生かしておくことができるのかな、とか。
いろいろ小難しいこと考えてしまったので、少し支離滅裂になってしまいました。
なんだかんだ言いましたが、エロティカと一言で言っても、
その中にさまざまなジャンルがありそうだなと思いました。
バンクス女史とは全然違う気がするので。
(どっちが良いとかそういうことではなく)
ロマンスって奥が深いなあ~・・・